薄味のうみそ

なんといいますか　
そのジャンルの描き手がいくら承知の上で楽しんでおることでも、それを知りようのない人間にはとんでもない驚異に映ってしまうものなのね。当たり前だけれども

漫画だろうが小説だろうが映画だろうがどんなフィクションであれ、受け取る側のコンディションによっては興味を広げる助けになるし、偏見を助長するものにもなりうる。それはもう誰にもコントロールしようのない　どうしようもないことだ

大事なのは 「それが世界のすべてなどではない」 と理解することだけ

うまく言えぬのが情けないですが、一番情けないのは　恐らく自分の無防備な発言が大事なお友達の偏見を刺激してしまったのだろうということです。友達が愚かなのをどうすれば気づかせてあげられるだろう？ と、気遣われている現状がとにかく情けない

たしかに　わたくしはあらゆる面で愚鈍であるし浅慮な部分も多々あるけれども、現実において「萌え」の一言で外国文化を断じてしまうほど、乱暴でも粗雑でもないと自負しております。そういったものに萌え萌えやっておるのはごく限られた場所で、ごく限られた相手に対してのみのことだからして、敢えて堅苦しい説明は不要だろう。と　思っていたのだが　どこで誰に何を見られてしまうかわからぬのがネットの怖いところでございます

限られた場所とはいえ、誤解を招くような書き方しかできなかった自分の薄味のうみそがわるいのだ…　お前の脳は豆腐のようだよ！ 賢いお友達に この不謹慎な遊びに興じる下衆な自分をどう理解してもらえばよいのだろうと頭をひねるこのごろでございます